
さて念願の盆栽も入手出来たので、さっそく置き場所を作りましょう!
一番大事なのは日(陽)当たりです。
ずっと日にあたっている必要はありませんが、なるべく西日は避け、風通しが良く、盆栽全体に日の当たる場所にしましょう。
場所を決める際のポイント
日がちゃんと当たる所に置く

植物にとって日当たりは重要です。日が当たらないとその部分が弱ってしまい、最悪の場合は枯れてしまいます。
立地上、半分しか日が当たらない場合などは、時々向きを変え、日が当たるようにして下さい。
その場合、回転盤を使うと大きい盆栽でも簡単に向きを変えることができます。
ノーマルタイプ
滑りにくいタイプ
地べたではなく棚や箱を作りその上に置く

地面に置いておくと誤って蹴ってしまったり、下がコンクリートだと照り返しで葉が焼ける、硬いので鉢が傷ついてしまうなどの危険性があります。
他にも風通しが悪く、なかなか乾かなかったり、アリが鉢の中に巣を作ってしまうこともあります。
管理人も地面に置いていた所、アリの巣になってしまったことがあります。水を流すくらいじゃダメなんですね。
なによりせっかくなら綺麗に飾りたいですよね。
なお風で盆栽が落落下してしまう危険性がある場合、紐で縛る等の対策も必要です。
特に小品盆栽以下のサイズは風で倒れやすいので気をつけて下さい。
シンプルなタイプ
寒波からも盆栽を守ってくれるタイプ
水がやりやすい位置に置く

盆栽に水をやる際は土の隅々まで満遍なく水がかかるようにします。
水がかからない箇所があるとその部分の根が弱ってしまい、部分的に枝葉が弱ってしまう、または枯れてしまうからです。
そのため、前後左右に余裕をもって盆栽が置ければ、水やりがしやすくなります。
狭い場所の場合、軽いジョウロを使用すると水があげやすいです。
その他

強風にさらされる所に置いておくと倒れる可能性や実物などはせっかく生った実が落ちてしまう事があります。
他にも乾きが早くなり、水やりの回数が増えてしまうので大変です。
あまりに強風にさらされる様なら遮蔽物を置き、軽減することも必要です。
また夏場・冬場にはそれぞれ置き方の注意点があります
詳しくは夏場・冬場に気をつけることを御覧ください
日中水やりが出来ない方へ

朝出る時と帰って来てからたっぷりと水をやって下さい。もしくはどぶ漬けをして下さい。
置き場所も半日陰に置くようにして下さい。
それだけで水切れの可能性はかなり下げられます。
また、自動潅水を使うという手もありますが、その場合、風で水が流れてしまわないように注意してください。
自動潅水を使う場合、必ずテストをして鉢全体に水が行き届いているか確認してください。
いつもより少し多めに(長い時間)水が出るように設定しておくと水切れのリスクを下げることができます。