盆栽の大きさについて

盆栽のサイズ

盆栽にはサイズごとに呼び方があります。

小さい順に

・(豆盆栽・ミニ盆栽)

・小品盆栽

・貴風盆栽

・中品盆栽

・(大品)盆栽

と呼ばれています。

それでは具体的なサイズを見てみましょう

サイズは全て樹高(鉢の上から樹のてっぺんまで)が何CM(センチ)かによって分かれます。

豆盆栽・ミニ盆栽

およそ樹高10cm未満

非常に小さな盆栽で苗木など若い盆栽が多く、価格も1000円以下のお手頃なものが多いです。

鉢が小さい場合、水切れしやすいので霧吹きを近くに置いておくと便利です。

また、保水率をあげるために苔を貼るのもおすすめです。

小品(しょうひん)盆栽

おおよそ樹高10cm~19cm

片手で持てるサイズです。

小さくても樹齢が古い盆栽も多く、小品盆栽のみ扱う愛好家もいるほど人気のサイズです。

また、小品盆栽には大きい盆栽とは違った世界観があり、小品盆栽のみの展示会や販売会が開かれるなど、盆栽の中でも独立したものとなっています。

小さいので手入れ部分は少なくなりますが、折れやすいので手入れの際は注意が必要です。

貴風(きふう)盆栽

おおよそ樹高20cm~34cm

小品盆栽と中品盆栽の間のサイズです。

中途半端なサイズという人もいますが、現在の住宅事情にマッチしており、飾り棚があればオシャレに飾ることができます。

手ごろな大きさなので飾りやすく、添えの草ものと共に飾られることも多いです。

屋内に飾るにはとても適したサイズです。

中品(ちゅうひん)盆栽

おおよそ樹高35cm~40cm

一人で持てるサイズです。

室内だけでなく、屋外にも飾れるサイズで、広いスペースがとれない環境でも育てることができます。

サイズとしてやや小さめでも樹齢100年以上の樹もザラにある為、大きな盆栽に劣るということはありません。

(大品)盆栽

樹高40cm以上

盆栽によっては二人以上でないと持てないものもあります。

培養・鑑賞にはそれなりのスペースが必要になりますが、グレードが高く、非常に高額で取引される盆栽もあります。

また、鉢も大型になりますので、保管場所の確保も必要になります。

広いスペースは必要になりますが、一本あるだけで大きな存在感を発揮し、まさに森の中の大木を自宅で楽しむことができます。

その他

盆栽の中にはとても人の手では持てない庭木のような盆栽もあります。

盆栽の定義ははっきりと決まっているわけではないので、どんなに巨大な樹でも鉢に入っていれば盆栽とみなされることが多いです。

このような巨大な盆栽は広大な庭に置かれていることが多く、地植えと違い、移動させることが可能なので近年増えています。

とくに海外の広大な敷地を持っている外国人愛好家などに人気となっています。

まとめ

・盆栽は樹高でサイズが分かれる

・展示会はサイズ別に展示されることが多い

・自分好みのサイズを知っておくと購入時に探しやすい

・小品盆栽は独立した世界観を持つ

・小さい=樹が若いではない

盆栽の大きさを伝える上でこの呼び方はよく使うので、自分の盆栽はどのサイズなのか知っておいたほうが良いでしょう。

また、展示会に出品する際も必要になりますので覚えておきましょう。

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