
手入れに”必要なもの”と”あれば便利なもの”
必要なもの
◎剪定バサミ
◎ピンセット
◎針金切り
◎コブ切り
◎ジョーロ又はノズル
◎アルミ線・銅線
◎肥料
あれば便利なもの
◯八床/矢床(やっとこ)
◯又枝切り
◯根かき
◯彫刻刀
道具の購入先

道具はホームセンター、展示会の即売会などで購入できますが,
最近は楽天やAmazonでも手軽に購入できます。
ちなみに楽天のほうが品揃えは豊富になっています。
楽天市場(オススメ)
カテゴリーはDIY・工具→ガーデニングですが「盆栽 道具」と検索しても色々出てきます。
道具だけでなく樹も出ていますので是非ご覧下さい。
おすすめの道具
道具もたくさんの種類が出ていますので、ここでは管理人が実際に使ってみて良かったものを紹介します。
台まで入って必要な物はすべてそろっています。
これがあれば植え替えまで出来ますので、あとは土と肥料、針金を購入すれば一式揃います。
価格もこの内容でこの値段はお買い得ですのでおすすめです。
肥料を入れるケースです。Sサイズは小さい肥料、Lサイズは大きい肥料に使います。
これを使うと虫が付きにくく、肥料の落下防止にもおすすめです。
必要なもの
ハサミ
ハサミはとにかく切れ味が重要です。切れないと切り口がぐちゃぐちゃになってしまい盆栽が傷んでしまいます。
特に葉は切り口から広範囲に赤くなってしまいますので切れるハサミを使いましょう。
そしてサビに強いステンレスがおすすめです。管理人もこのハサミを使用しています。
楽天ではこちらがおすすめです。
ピンセット
ピンセットです。葉を取ったり細かい作業をするときに使います。力が伝わりやすく扱いやすいです。
ヘラはコケを抑える時や剥がす時などに便利で、無いと不便なので絶対にあったほうが良いです。
そして水に触れる機会が多いのでステンレスがおすすめです。
針金切り
針金切りです。少し高価ですが、丈夫で針金を切りやすいです。
特に巻いてある針金を切る際は切れ味と刃のかみ合わせが丈夫でないと枝に負担を掛けてしまいます。
ステンレス製で特に手入れもしていませんが5年以上変わらず現役で頑張ってもらっています。
これはちょっと高い・・という方にはこちらもおすすめです。
こちらはステンレスではないですが狭いところにも入り、力も伝わりやすいので切りやすいです。
サビを防ぐために使用し終わったら、必ずタオル等で拭いてから保管して下さい。
こちらの針金切りは主に太い線を切るのに使います。勿論細い線も切れますので、
この大きさで扱いにくくなければ小さい針金切りは購入する必要ありません。
こちらも若干高価ですが何年も持ちますので高い買い物ではないと思います。
楽天ではこちらがおすすめ
こちらはノンステンレスですが切れ味は問題ありません。
主に太い針金を切るのに使います。
コブ切り
コブ切りです。植え替えのときに根本を削ったり、枝を切除するのに使います。
枝を切除するだけなら又枝の方が使いやすいですが、コブきりだけでも又枝の代わりに代用できます。
これはステンレスですが最初はノンステンレスでも十分だと思います。
こちらはノンステンレスです。
こぶ切りは根元を切るのにも使う為、水分がつきやすいのでステンレスがおすすめですが、使用後に手入れをすればこちらでも問題無いです。
盆栽屋さんによっては又枝切りを使わずコブ切りだけで賄ってしまう事もあるのでコブ切りをいいものにするのもありです。
ジョーロ・ノズル
水やりに使うジョーロです。とても軽く扱いやすいです。また水も細かく出るので水やりがし易いです。
あまり水が出すぎてしまうと苔や土が流れてしまうので気を使います。
腕でカバーするかは貴方次第ですが、軽いに越したことはありません。
少し値段は張りますが、プロも愛用する根岸産業の銅製ジョーロもおすすめです。
とても優しい水流なので土が流れてしまう事がほとんどありません。
ジョーロではなくホースにノズルをつないで水やりをする際はノズルを購入します。
これは水が細やかで水やりがしやすいです。
実際に盆栽園で使われているのもので散水ノズル 純銅製というものもありますので参考にしてみてください。
針金
アルミ線各種
アルミ線は雑木だけでなく、植え替え時に鉢と樹を固定するのに使います。
枝の強度によって使用する太さが変わりますので、
なるべく多くの種類の太さのアルミ線を用意したいところです。
銅線各種
アルミ線より強度の強い銅線です。硬い枝や松柏の針金掛けに使います。
また針金を巻いただけでは曲げられない枝は銅線で引張り曲げることもあります。
amazonではミリで表記されていますので相対表(近似値)です
mm / 番手
0.60 / 23
0.70 / 22
0.80 / 21
0.90 / 20
1.0 / 19
1.2 / 18
1.4 / 17
1.6 / 16
1.8 / 15
2.0 / 14
2.3 / 13
2.6 / 12
3.0 / 11
3.2 / 10
一概には言えませんが中品以下なら12番手以上、貴風以下なら15番手以上を持っていれば
事足りることが多いです。個人的に一番使うのは15~19番手です。
針金は枝に巻くだけではなく、枝を引っ張ったり鉢と樹を固定する際にも使うので多めに準備しておくと安心です。
肥料
JOYアグリス マルタ 玉肥(小粒) 500g
肥料です。大粒と小粒がありますので、盆栽の大きさに合わせて選んで下さい。貴風以下なら小粒、中品以上は大粒で良いと思います。
科学肥料は匂いがしない為、集合住宅など近所に配慮しなければならない場合に特に有効ですが、盆栽に効きすぎてしまう事があるので、容量には十分注意してください。
培養上絶対におすすめの商品
盆栽の培養中に枝や根を弱らせてしまうことは、盆栽作家さんの中でもある事です。
そんな時に使用するのがこのHB-101です。
●部分的に弱ってきた・・。
●来年ちゃんと芽吹いてくれるだろうか・・。
そんな時に1000倍に薄めたHB-101を散布します。
盆栽に絶対はありませんが、多くの盆栽作家さんが愛用しているほど
信頼は高い品の様です。
盆栽を育てるうえで損のない品だと思います。
※散布は一度でなく継続的に行ってください
あれば便利なもの
ヤットコ
ヤットコです。針金を巻いたり外したりする際便利です。
特に手の入りにくい狭所や硬い針金を曲げる際は必要になります。
松柏の皮を剥くのに使ったりもします。
又枝切り
又枝切りです。主に太い枝を切除する際に使います。
ステンレス製のものもありますが高価なため、余裕が無い場合ステンレスでなくても良いと思います。
根かき
植え替えの時、根をさばくのに使う根かきです。
濡れることが多いのでステンレス製がおすすめです。
軽くて使いやすいですが先端が尖っているので扱いには注意が必要です。
彫刻刀
枝を切って神(ジン)にする際に使う彫刻刀。
まっすぐのものよりも曲がっているものの方が削りやすいです。
回転台
手入れの他にも普段盆栽の下に置いておいて、日当たりによって向きを変えるという使い方もできます。
全ての道具を一気に揃える必要はありませんが、今回紹介した道具は手入れでよく使うものですので少しずつ買い揃えていくと良いと思います。
ステンレス製を主におすすめしましたが、水分が付きやすい以上どうしてもサビが発生しやすくなってきます。
道具は使っているうちに締めが緩んできたり、錆びてきたりします。そのまま使えないこともないですが思わぬ事故に繋がったり、大切な盆栽を痛める原因にもなります。
良い道具は長年使えますので主要の道具だけでも良い物を揃えると手入れも安心で楽に出来る様になると思います。
おまけ:信頼できるお店
総合ショップ
二つのお店とも盆栽だけでなく、道具や肥料、卓なども扱っている為、必要なものを揃えることができます。
また、初心者向けキットやアドバイスなども付いてくるので、最初の一本におすすめです。
道具なら喜久和
プロの盆栽屋さんが使う道具を扱っているお店です。
特に刃物は切れ味で盆栽への負担が変わりますので、切れ味のいいものを選びましょう。